令和4年7月22日（金）に那須町役場にて、出発式を行いました。

実験期間中は事前予約乗車枠（5名）、当日現地乗車枠（4名）を設け、1日14便を運行しました。JR黒田原駅～商業施設・病院～那須町役場を周遊するルート（1周約1.6km）を1周15分程度で走行しました。

施設の立地を踏まえ、運行ルート上には5か所の停留所を設置しました。本実験では当日現地乗車の利用が多く、複数回ご乗車いただく方もいらっしゃいました。実験参加者には記念乗車券と地元の店舗で利用できるクーポン券を配布しました。

実験車両は、ARMA（フランス NAVYA社製）を使用しました。ドライバーが同乗し、自動運転時には、高精度３次元点群とLiDAR（2D・3D）、GNSS、SLAM等の機能を使用し、自動運転レベル2で走行しました。

一部の停留所にICT LED掲示板を設置することにより、自動運転バスの到着を待つ人に対して「黒田原駅出発しました」「まもなく到着します」等の車両の走行位置の案内を実施しました。

那須町役場1階・JR黒田原駅待合室に自動運転バスの遠隔モニターを設置し、来訪者に自動運転バスの走行位置等の運行状況をリアルタイムに案内しました。

令和4年7月23日（土）に開催された黒田原夏まつりにおいて、自動運転バスを展示し、実験を周知するとともに、実験参加者を募集しました。

実験期間中に幼稚園生を対象に自動運転バスの乗車体験イベントを開催しました。将来的な公共交通の一手段として地域の子どもの受容性向上を目的として実施しました。

セレモニーの様子	走行中の様子