出発式の様子
令和5年9月20日(水)に赤沼車庫にて、出発式を行いました。
運行中の様子
今回の実証実験は、既存営業バス路線(奥日光低公害バス路線:赤沼車庫~千手ヶ浜)において実施しました(片道約9.3km)。運行ダイヤの一部において、低公害バスの後続を走行し、1便あたり乗車定員最大15名(着座のみ)で1日10便(5往復)を運行しました。
各乗り場の様子
事前予約枠を設定せず、奥日光を観光目的で訪れた県内外からの観光客を中心に多くご乗車いただきました。
地域と連携した取組
ご乗車いただいた方への記念品の配布、記念乗車券を提示された方に対する日光自然博物館の入館料・日光田母沢御用邸記念公園の入園料割引、日光宇都宮道路日光口PAでのお菓子の詰め合わせプレゼント等を実施しました。
実験車両
実験車両は、J6(BYD社製)を使用しました。自動運転走行時は3次元デジタル地図とLiDAR、GNSSアンテナ等を使用し、樹木が生い茂りGNSS測位が困難である区間では路車協調技術(高反射塗料・磁気マーカー・走行支援看板)を用いて走行空間認識を補助し、位置情報を補正しました。緊急時には運転席に座るドライバーが安全確保のため手動介入を行いました。(自動運転レベル2)
路車協調技術
高反射塗料(ターゲットライン™ペイント)
自動運転バスの走行ルートのガイドとなるよう、センサーにて検知可能なアスファルト近似色の塗料を路面に施工
磁気マーカ
バス停や急カーブなど精緻な車両位置の認識および車両の加減速が必要な箇所に、路面貼り付けタイプの磁気マーカを設置
走行支援看板
バス停での停止位置精度向上を目的として、看板型の高反射パネルを設置
|
|
高反射塗料(ターゲットライン™ペイント) |
高反射塗料(ターゲットライン™ペイント)検知の様子 |
|
|
磁気マーカ |
走行支援看板 |
車内の様子
自動運転技術に対する理解促進のため、車内では運転席の後ろにディスプレイを設置し、車両制御の状態、LiDARの検知状況および車両搭載カメラの映像を投影しました。また、車内放送や車内スタッフによる自動運転バスの仕組みについての説明を行いました。
NIKKO MaaSとの連携
当プロジェクトでは初となる営業バス路線での実証実験を実施しました。運賃支払い方法は現金及び交通系ICカード、訪日外国人向けNIKKO PASSに加えて、全国初の環境配慮型・観光MaaS「NIKKO MaaS」と連携しました。
動画
|
|
セレモニーの様子 |
走行中の様子 |